大阪 伊藤・園山司法書士事務所のブログ 地代増額確認請求訴訟で和解が成立!

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地代増額確認請求訴訟で和解が成立!

2012-12-28
今回の案件は、元々は居住用の建物を建てる目的で土地を貸したものの、昭和40年代に無断転貸をめぐって紛争になり、その後借主は現在まで一還して供託を続け、地代の増額を拒み続けてきたというもの。 

供託されている金額は、都心部で100㎡程度の広さがありながら、2,000円台という昭和30年代の物価で止まった地代なので、今では固定資産税の金額すらはるかに下回る金額でした。

地主さんにしてみれば、損失を出しながら何十年も居座られていたことになります。

弁護士さんにも仕事の依頼をしたことがあったようですが、相話はまとまらず現在に至ったとのことでした。

この話を聞いたとき、任意の話し合いでは解決できそうではないと判断したので、受任後すぐに内容証明を送付、回答期限に返答がなかったため、直ちに賃料増額確認請求の調停申し立て、とすぐに裁判所に舞台を移しました。

調停に借主は出席しなかったので、調停は不調で終了となったため、即訴訟を提起し、第1回目の期日に借主が登場し、別室で話し合い、和解が成立という流れでした。

借主は当初、「地主が建物を買い取ってほしい」こちらの「請求額の4分1程度の地代しか払えない」と主張していましたが、最終的に、建物を買い取らず、地代は数千円程度譲歩した賃料での和解することができました。

これで、40年以上にわたる争いに終止符を打つことができました。

(念のためですが、こちらの請求は賃料の増額のみですので、よほどの特段の事情がない限り相手に法律上の建物買取請求権はありません)

今後、借主の方は、新しく定めた地代を払って建物を所有し続けることになりますが、地代を払わない場合は、自費で建物を収去し出て行ってもらう旨が和解調書に記載されています。

地主が地代の増額を請求した場合に、借主がその増額を認めない場合は、従前の金額を供託をし続ければ賃料不払いとはならない扱いとなり、地主がどうしても地代を増額したければ、賃料増額の調停を申出の上(まずは裁判の前にこれが必須です)、賃料増額請求の裁判を起こさなければなりません。

今回は、貸主さん側の立場でしたが、借主さん側が依頼される場合も、それぞれの依頼主の立場に立ってお手伝いしていきたいと思います。

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